1. トラネキサム酸の作用のしくみ
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肌ケアにはトレチノインとハイドロキノンがおすすめ!

トレチノインは、シミの成分であるメラニンを表皮に出す作用し、ハイドロキノンはメラニンが生成されることを阻害し漂白作用があります。
どちらも、医療機関でのみ処方が可能な薬です。

表皮の細胞は、皮膚の深い層で生まれてから次第に肌の表面に押し上げられてきます。
やがて角質となって固くなり、最後は垢となって皮膚から剥がれ落ちます。
この表皮細胞の生まれてから剥がれ落ちるまでのサイクルを皮膚のターンオーバーといいます。通常、ターンオーバーは4週間ほどかかるとされます。

トレチノインは、このターンオーバーを促してくれる薬です。トレチノインを患部に塗ると表皮の細胞が活性化して増殖します。
表皮の奥にあるメラニン色素も一緒に押し上げられ2~4週間でメラニン色素が体外に出されます。
ハイドロキノンは、シミの元となるメラニン色素を作る働きを抑制し、シミに高い効果があるといわれています。
一般的な美白化粧品に含まれるアルブチンなどと比べてもかなり強い美白作用があります。

肌の状態により治療の進め方や治療の期間は異なりますが、トレチノインとハイドロキノンを使ってシミを漂白していく期間が2~6週間、トレチノインの使用で起きた炎症を冷ましていく期間が2~6週間ほどかかります。
個人差はありますが、約3ヶ月ほどするとシミが薄くなってくることを実感することができます。
トレチノイン・ハイドロキノンは保険外治療となります。

副作用としては、クリーム使用開始後に患部の皮膚が赤くなったり、皮膚が剥がれたりします。
赤みは増していき副作用の症状は1~2週間ほど続きます。
あまりにも強い刺激を感じたりする場合には、すぐに医師に相談しクリームの使用を中止してください。

また、クリームを使用中には紫外線を避けるなど日焼けをしないようにUVケアが大切です。
トレチノインもハイドロキノンも分解されたり変質しやすい性質のため保管の仕方も気を付けるようにしましょう。

シミやそばかすや肝斑治療にも使われています

シミやそばかすの治療は、色素沈着が起こっている場所が皮膚の浅い所か深い所かによって変わってきます。
皮膚の浅い層で色素沈着を起こしている場合は表皮性といわれ、トレチノインとハイドロキノンが効果的です。

患部に毎日トレチノインとハイドロキノンを塗っていくと、トレチノインの作用で肌のターンオーバーが活性化されます。
また、ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素を阻害し漂白作用があります。

トレチノインの使い方は、洗顔後に十分な保湿をした後で指かめん棒を使いシミの部分に湿布していきます。
シミや患部からはみ出さないように少量のクリームを丁寧に塗ってください。
ハイドロキノンの使い方は、トレチノインがしっかり乾いた後にハイドロキノンを広めに塗ります。

トレチノインの効果でターンオーバーが活性化されると、肌質によっては、多少皮膚がむけてきたり赤みを帯びる場合もあります。
治療期間中は、保湿剤とオイルで皮膚を保護しながら治療をすすめます。
場合によってはビタミン剤が処方されることもあります。

ハイドロキノンは強い美白剤であるため、トレチノイン治療のような角質に関わる治療をする時には刺激を感じる場合があります。
ターンオーバーの1クルー目は、個人差が出やすいのでしっかり医師の指導に従う必要があります。
痛みや刺激を感じた場合などは自分で判断せず医師の指導を仰ぐようにしましょう。

日光性色素斑やそばかす、炎症後の色素沈着などは約3ヶ月ほど治療を続けると効果が現れてきますが、肝斑や扁平母斑等の治療の場合はもう少し時間がかかります。
また、生まれつきの黒色のあざや黒いほくろにはあまり治療の効果はありません。

トレチノイン治療はニキビケアにも効果があるとされています。
皮膚のターンオーバーの促進により、ニキビ跡の色素沈着を解消します。
表皮細胞を増殖させていくので新しい肌へと蘇り、ニキビ跡を目立たなくさせることが可能です。

さらにターンオーバーの活性化で、ニキビの元となる老廃物が排出され健康な肌に再生することでニキビ自体を減らしていきます。
また、トレチノインには、皮脂腺の働きを抑える効果もあり、余分な皮脂を減らすことでニキビをできにくくしてくれます。
このようにトレチノイン治療は、新しい肌細胞へ短期間に生まれ変わることを手助けし肌の悩みを解消します。

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